2012年01月13日

感謝と願い…


17年前、阪神大震災のとき息子が生まれました

不自由な体で産まれた息子をかかえ
半年間衣食住にみたされない生活を知り合いもいない山形の大学病院で過ごす不安なこと…

お風呂、あったかい食事、布団、家族との時間、全て当たり前のことが消えてしまいました

それがその後、
何年間も続くのですが…


生死をさまよう息子に付き添いながら、いろいろなことを考えました


消えゆく命と生かされる命その意味についてです


その頃の私は
これまでは自分自身の努力で結果が出
世の中の人々が結果がでないとなげいているのは努力がたりないからだと思っていました

そんな傲慢な人間だったので神様が罰をあたえたのではないかと苦しみました

阪神大震災で被害にあった方々にしても
生きていくことの苦しみや憤りを考えたら
死んでしまったほうが楽なのではないか…
なんて思ってしまったこともありました

医療の進歩により助からない人間を助け
多くの家族に負担がかかりそれを背負って生きてきた方達が大勢いるのではないかと思います

前回の外来の時
先生が全てのことは妬みからくるのだとおっしゃいました
息子が10才の時、山形では手におえないので
ツテを頼り出会った先生です
初対面の私に
よく普通に育てたね!と
ねぎらいの言葉をかけてくださり退院の際にはプライベートの電話番号を教えて下さいました


今回もなぜ困った時に連絡しないかと尋ねられ
忙しい先生を思い
簡単にしてはいけないと思っていたと伝えると

世の中は本当に理不尽だと思うんだよ
一生懸命頑張って生きている人間がこんな思いをしてね!
だから俺はえこひいきするんだ
いつでも連絡しなさい、誰にでも番号を教えているわけじゃないんだから

…と
ご褒美だと思いました

その数時間後の震災
都内から夜通し走り庄内に戻ってこれました



試練があたえらるとしたら、それを乗り越えられる人にだけ神様が与えるのだと
以前、書物で読みました
本当にそうなのでしょうか…

今回の震災、甘んじて受け入れるにはつらすぎる現実です
真面目に精一杯生きてきた人達が過半数以上と思います
頑張ってって言わないでくださいm(__)m
言われなくても十二分に頑張っているはずです


全ての現実、それを受け入れるにはかなりの時間が必要にちがいありません


その経験がない人は
自分にはその資格がないから…
とホッとし
経験がある人は、そこまでの試練を与えられなくともわかるわいっっ!

って思うのではないでしょうか

時間が癒してくれるとはいうものの
受け入れるマデの時間
受け入れてからいろいろなことを前向きに考える時間

たくさんの時間が必要ですが
人は感情のある生き物です
衣食住がみたされ
物資がある程度、そろった後

話を聞いて寄り添ってくれる人が
絶対に必要です

その時々において私に寄り添い支えてくれた皆様に感謝申し上げるとともに
少しでも支えになれる私でありたいと思っていますm(__)m


今、この時のために
神様が、あの試練をあたえたのだとしたら全うしないといけないのかと思っています


実は 今回の震災の後
個人的に書いていたものなんですが
9月に南三陸の仁町長がいらっしゃった時に書き留めていたこの文章を読んで頂きました


読み終えた
仁町長は黙って携帯の番号を教えて下さいました…

何かあったら連絡しなさいと一言だけ添えて…

この大事なご縁を繋げていきたいと思っています

一人ではなく支え合うことの大事さをこれからもお伝えできればいいなぁ〜
と思っています
m(__)m


今日は息子の17回目の誕生日…

長い時間をかけて
やっとここまでこれました
この気持ちをやっと皆さまにお伝えする気持ちになれました

少しは成長できたのかなぁと思います
  


Posted by かみちゃん at 10:04Comments(2)日記